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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
759/945

おめかし

仙道幸也

「お、お前がオシャレなんて珍しい」

国東守

「まぁな」

仙道幸也

「そんな髪型セットして、好きな子でも出来たか」

国東守

「そんなんじゃないよ」

仙道幸也

「嘘つけ、いつも無精髭が綺麗サッパリじゃねぇか。おまけにシャープのいい香りもするし。ぜってぇ、女だろ」

国東守

「違うよ」

仙道幸也

「別に隠すことじゃないだろ。お前に女が出来て、俺も嬉しいんだぜ」

国東守

「だから、違うって」

仙道幸也

「じゃあ、そんなおめかししてどこ行くんだよ」




国東守

「ん、床屋」


仙道幸也

「床屋っ?!」

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