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おめかし
仙道幸也
「お、お前がオシャレなんて珍しい」
国東守
「まぁな」
仙道幸也
「そんな髪型セットして、好きな子でも出来たか」
国東守
「そんなんじゃないよ」
仙道幸也
「嘘つけ、いつも無精髭が綺麗サッパリじゃねぇか。おまけにシャープのいい香りもするし。ぜってぇ、女だろ」
国東守
「違うよ」
仙道幸也
「別に隠すことじゃないだろ。お前に女が出来て、俺も嬉しいんだぜ」
国東守
「だから、違うって」
仙道幸也
「じゃあ、そんなおめかししてどこ行くんだよ」
国東守
「ん、床屋」
仙道幸也
「床屋っ?!」




