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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
75/944

ホラー

橋本

「じゃあ、次は鶴田だな」


鶴田

「オッケー。オカンが走るくらいのとびっきりな怪談をしてやるぜ」




鶴田

「これは昨日、俺自身が体験した話なんだけど。真夜中も真夜中、2時半ぐらいに急に目が覚めたわけ。というのも、上の階からドンドン音が鳴ってたの。うるさいなぁって、思ってる間もずっとドンドンドンドン。それが十分くらい続いて、いい加減我慢の限界だから上の階の様子見に行ったわけ」


橋本

「お前、勇気あんな」

鶴田

「そしたらよ、オカンが走ってたんだ笑 いや、何時だと思ってんだって話だろ」

橋本

「え、お前のオカン3年前に死んだんじゃ……」

鶴田

「ってのは、うっそ〜笑」

橋本

「は?」




鶴田

「ほら、法螺ホラー」


橋本

「はあぁっ?」

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