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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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釜茹での刑

大岡越後

「主文、被告人を釜茹での刑に処す」

石川南左衛門

「そ、そんな……あんまりだ」

大岡越後

「何を言う貴様のこれまでの悪行三昧に比べたらぬるいぐらいだ」

石川南左衛門

「しかし、窃盗だけで死刑だなんておかし過ぎる」

大岡越後

「なぁに、先祖である石川五右衛門と同じ刑にしてやったんだ。もっと喜べ」

石川南左衛門

「クッソっ、おれはお前らに屈しないぞ」

大岡越後

「そんなこと言っていいのか」




大岡越後

「混浴だぞ」

石川南左衛門

「是非、入らせて頂きます」

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