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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
708/945

音津スタイル

内間風馬

「あぁ、疲れた。夏休みなのに補習、最悪だわ」

西向駆流

「赤点なんか、取るもんじゃないね。あ、音津だ」

内間風馬

「音津? そんなやついたっけ」

西向駆流

「え、知らないの。学校で有名だよ。あの音津スタイルじゃん」

内間風馬

「なんだそれ……あ、」


ドンッ


金剛豪鬼

「おい、ぶつかっといて詫びなしかよ」


内間風馬

「うわ、校内一のワル、金剛だぜ。こりゃあ、終わったな」

西向駆流

「いやいや、音津スタイルで一発よ」


金剛豪鬼

「なんとか言えよ。おい、こらぁ」





音津祇音

「OTZ」


西向駆流

「出た、伝家の宝刀。なんて凛々しい土下座なんだ。ほら、金剛も面食らって何も言えない」

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