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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
691/946

海の家

不動さん

「いらっしゃいませ。本日はどんな物件をお求めでしょうか」

夏原強

「海の家を営もうと思って、短期間で借りたいんやけど」

不動さん

「そうですか、そうですか。それではこちらの物件はいかがですか?」

夏原強

「どんなんです?」

不動さん

「こちら海そばでインターネット完備、ヒカリ完備、レモン完備、イチゴミルク完備です」

夏原強

「え、ヒカリとインターネットも繋がって、レモンもイチゴミルクも付いてんの?。カキ氷するにはうってつけやな」

不動さん

「カキ氷はわかりませんが。とにかく夏ぴったりには間違いないです。では、早速、内見されますか」



夏原強

「おい、圏外だしレモンもイチゴミルクもないやんけ」

不動さん

「いえ、こちらにございますよ」

夏原強

「は?」




不動さん

「右からヒカリウミウシ、インターネットウミウシ、レモンウミウシ、イチゴミルクウミウシです」

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