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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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かくし芸

放課後にて


馬場大夢

「じゃあ、次は谷井の番だ」

谷井彩伽

「じゃあ、私のかくし芸見せるね。大夢、コイン一枚貸して」

馬場大夢

「おっ、谷井はコインマジックか。ほらよ」

谷井彩伽

「じゃあ、このコイン右手に入れるね。ここからよぉく見ててね」

野口秀輝

「あぁ」

谷井彩伽

「念を送りまして……はいっ、大夢、手開けてみて」

馬場大夢

「ウソっ、マジかよ……あれ? 何もないぞ」




谷井彩伽

「あぁ、なるほど。大夢は生命線短いねぇ。でも、感情線が……」


馬場大夢

「手相かいっ」

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