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ダーツ
屋島プロ
「君だね、体験の子は」
九頭心平
「はい、よろしくお願いします」
屋島プロ
「そんな畏まらなくてもいいよ。ダーツ初めてだったよね」
九頭心平
「はい」
屋島プロ
「まずは点数説明から。円を中心を基準に20分割して、それぞれ数字が与えられているんだけど、大枠のふち部分に刺されば、そこの数字の2倍の数、中枠に入れば3倍の数。で、ブル、真ん中に刺されば50点だ。だから、真ん中より20の3倍、トリプルに刺されば最高得点の60点になる」
九頭心平
「なるほど」
屋島プロ
「で、ダーツにもハードダーツとソフトダーツがあるんだけど、今からやるのは的に無数の穴があいてて、そこに矢を入れるソフトダーツだ。で、その矢なんだけど、うちは軽くて初心者向けのブラスダーツを使っているよ」
九頭心平
「分かりました」
屋島プロ
「まぁ、僕ほどになればこれで十分だけどね」
九頭心平
「ダツっ?!」




