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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
628/945

水増し請求

アンドリュー・スペクター

《おかしい。話が違うじゃないか。日本へ旅行にいってきた友はみな口を揃えて日本人は優しかったといった。だが、これはなんだ。今、俺はぼったくりに遭っている。これは酷い水増し請求だ。頼んでいないにも関わらず、やつらは次から次へやってくる。俺をとんだカモだと思っているのだろう。舐められたもんだ。だが、ここで黙っている俺じゃない。びしって言ってやる》





ファミレスにて


アンドリュー・スペクター

「おいあんた、俺は水なんか頼んでないぞ。なのに、どんどん注ぎやがって」

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