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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
622/945

代行人

久瀬署長

「なんだ、これは」 

代行人

「一身上の都合で辞めさせていただきます」

久瀬署長

「辞めるだぁ? てか、あんた退職代行人だろ。当の山下はどうした」

代行人

「守秘義務がありますので」

久瀬署長

「ったく、男なら男らしく直接来やがれってんだ」

代行人

「そういう風潮が理由じゃないですかね」

久瀬署長

「あんたに関係ないよ。あぁ、わかったわかった。辞めたい奴は辞めやがれ」




田中署長

「あれ、山下はどこだ」

戸村紗季

「昨日、一日署長が辞めさせましたよ」

田中署長

「はぁ?」

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