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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
620/945

忘れ物

忘れ物センターにて


駅員

「このパスケースで間違いないかな」

鈴廣咲也

「そうです。すみません、また落とし忘れてたみたいで」

北川芽郁

「まったく、咲也忘れ物多すぎ」

鈴廣咲也

「ごめんな」

北川芽郁

「スマホ、電子タバコ、財布に家の鍵。で、今日のパスケース、いい加減忘れ物、注意しなさいよ」

鈴廣咲也

「もう大丈夫、大丈夫だから。ね」




駅員

「あれ、オチは?」

鈴廣咲也

「あ、オトシ忘れました」

北川芽郁

「いや、落とし物もすんなって」

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