サビ

立野柊吾

「ワサビ香る田園風景〜♪」

塩倉佐奈

「どうした、急に」

立野柊吾

「古ぼけたボクの心は錆びたワサビ色〜♪　だから連れて旅立つの〜♪」

塩倉佐奈

「……」

立野柊吾

「ワサビ香る田園風景〜♪　古ぼけたボクの心は錆びたワサビ色〜♪　だから連れて旅立つの〜♪」

塩倉佐奈

「なんでAメロBメロ繰り返してんの？」

立野柊吾

「錆のサビ、サビ抜きってな笑」

塩倉佐奈

「三十路、独り身、夜な夜なこんなん創って歌ってどうよ」

立野柊吾

「サビしい」

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