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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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ありきたりなヒロイン

穂高三咲

「待って、いかないで。あなた」

浜松監督

「駄目だ駄目だ。そんなありきたりなヒロイン、誰も見ないぞ」

穂高三咲

「すみませんすみません」

浜松監督

「もういい。今日はやめだ」

穂高三咲

「ありきたりなヒロインにならないためにはどうすれば」

浜松監督

「そんなの、自分で考えろ。まぁ、俺のホテルに来るなら教えてやるよ」




ニュースキャスター

「続いてのニュースです。女優の穂高三咲が覚醒剤使用で逮捕されました」





浜松監督

「やったな。これでもお前も、ありきたりじゃないヘロインだ」

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