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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
532/944

大船に乗ったつもりで

森沢千蔵

「おい、会議の準備出来てるか」

鴻上佐助

「出来てます、完璧です」

森沢千蔵

「大丈夫か、心配だなぁ。いいか、今度の会議はお前の企画に懸かってるんだぞ」

鴻上佐助

「大丈夫ですって、この企画の水先案内人は僕に任せてください。係長は大船に乗ったつもりで会議に臨んでいただければ」

森沢千蔵

「わかった。任せたぞ」



森沢千蔵

「では、この企画については鴻上から説明をさせ……おい、鴻上っ」

鴻上佐助

「Zzz……」

森沢千蔵

「大船に乗ったつもりはどうした、水先案内人はどうした」




森沢千蔵

「ただ舟を漕いでるだけじゃねぇかっ」

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