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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
529/944

エイジハラスメント

黒雲龍寺慶山

「おい、何度言えばわかるんだ」

黒雲龍寺低山

「すみません、師匠」

黒雲龍寺慶山

「まったく、これだから最近の若いもんは……いいか、俺がお前の年くらいのときはなぁ」


黒雲龍寺中山

〈出たよ、師匠のエイジハラスメント〉


黒雲龍寺低山

「申し訳ございませんっ」

黒雲龍寺慶山

「いいか、トメとハネとハライだよ」


黒雲龍寺中山

〈ん?〉




黒雲龍寺慶山

「永字八法は基本だろうがっ」


黒雲龍寺中山

〈違った、永字(エイジ)ハラスメントだ〉

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