表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
526/945

余命

丹生拓郎

「私も覚悟出来てます。先生、はっきり言ってください」

鯖原医師

「わかりました。非常に申し上げにくいですが、丹生さんは大変厄介な病に罹っています。余命、あと87年です」

丹生拓郎

「え、は、87年?」

鯖原医師

「はい。少なく見積もっても確実にあと87年、生きます」

丹生拓郎

「俺、今年で68ですよ」

鯖原医師

「ですね。ですから、寿命は175歳といったところでしょうか」

丹生拓郎

「いやぁ、さすがにそれは……」

鯖原医師

「これは曲げられない運命です。どうしても175歳生きてしまいます。事故も遭いません、事件にも巻き込まれません。自殺も出来ません」

丹生拓郎

「そんな、どうしたら……」



鯖原医師

「辛いでしょうが、こればかりは医療の進歩に期待するしか。取り敢えず、抗年薬出しときますね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ