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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
515/944

茶川賞

漆原望海

「今夜は先日、茶川賞を受賞した作家の槇村真吾さんにお越しいただいております。槇村さん、本日はよろしくおねがいします」

槇村真吾

「おねがいします……」

漆原望海

「改めて、茶川賞受賞おめでとうございます」

槇村真吾

「はぁ、ありがとうございます……」

漆原望海

「受賞された今のお気持ちはいかがですか」

槇村真吾

「特になにも……」

漆原望海

「では、受賞した喜びをまずどなたに伝えたいですか」

槇村真吾

「特に誰も……」

漆原望海

「どうされたんですか、声が淀んでるように見受けられるのですが」

槇村真吾

「いえ、ただ、こんなチンケな賞獲っただけで奉られても」

漆原望海

「え、」





槇村真吾

「俺は芥川賞が獲りたかったんです」

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