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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
508/944

変態探偵 3

マキ

「私が犯人? どこにそんな証拠があるっていうのよ」

変態探偵

「ベロですよ」

マキ

「え、」





変態探偵

「あの夜、あなたとベロチューしたときに私の頬周りに残った舌の指紋、舌紋を魚拓のように記念に取っておいたんですが、現場、まったく同じ舌紋が採取されたんですよ。事件が起こる直前、ハウスキーパーが部屋を掃除したのにも関わらずね。舌紋は指紋同様、二つとして同じものはありませんから。いやぁ、あなたと過ごした情熱的な夜、ちゃんと形として残しておいて良かったです。ハハハ……」


マイ

「きもっ」

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