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変態探偵 3
マキ
「私が犯人? どこにそんな証拠があるっていうのよ」
変態探偵
「ベロですよ」
マキ
「え、」
変態探偵
「あの夜、あなたとベロチューしたときに私の頬周りに残った舌の指紋、舌紋を魚拓のように記念に取っておいたんですが、現場、まったく同じ舌紋が採取されたんですよ。事件が起こる直前、ハウスキーパーが部屋を掃除したのにも関わらずね。舌紋は指紋同様、二つとして同じものはありませんから。いやぁ、あなたと過ごした情熱的な夜、ちゃんと形として残しておいて良かったです。ハハハ……」
マイ
「きもっ」




