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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
501/944

結婚式

釜地瑠李

「克也、今どこいるの?」

真栄田克也

「どこって、家だけど」

釜地瑠李

「あんた今日、佑季の結婚式でしょ」

真栄田克也

「え、嘘だろ。来週じゃなかったっけ? 何も用意してねぇよ」

釜地瑠李

「今日だよ。でも、安心して今や式場で全部レンタル出来るから」

真栄田克也

「マジか、よし予約するわ」


 

真栄田克也

「すみません、予約してた真栄田です」

支配人

「承っております、ご用意いたしました」

真栄田克也

「うぉー。礼服、靴、クラッチバッグ、ネクタイ、カフス、チーフ。ありがとうございます。あとはご祝儀ですね」

支配人

「そちらもご用意いたしました。金色の水引のご祝儀袋でございます」




真栄田克也

「あれ? 中身、ありませんよ」

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