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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
500/945

名作をもう一度

お見合いにて


マユミ

「タクロウさんのご趣味は?」

タクロウ

「乗り物、乗り物全般ですね。乗るのも好きなんです」

マユミ

「あ、一緒ですね。私、旅行が趣味で色んな列車に乗るんですが、観光列車が好きなんです」

タクロウ

「観光列車ですか。いいですね。ロマンスカー、ロイヤルブルー様々ありますが、地域の魅力を目いっぱいに詰め込んだあの空間は確かに得も言えません。観光列車は素晴らしい乗り物です。素晴らしい乗り物なんですが……やはり、僕は飛行機が一番好きですね。一九〇三年、ライト兄弟がライト・フライヤ号で有人飛行を成功させて早、百十余年。民間機の旅客機・貨物機をはじめ、軍用機の戦闘機、爆撃機、偵察機、空中給油機に哨戒機。政府機関機の空中消火機、航空救急機に郵便機も捨てがたい……もう、そのすべてが美しいです。まさに空飛ぶ曲線美。フォルム全体ですが、中でもテーパー翼の曲線美は……」

マユミ

「あのう、タクロウさん?」




タクロウ

「すみません。つい、調子に乗ってしまいました」

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