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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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パリフェッツオ

美琴

「ち、ちょっと、何よこれ」

沙也加

「だから、パリフェッツオだって」

美琴

「パリフェッツオ? マリトッツォとは違うの?」

沙也加

「あんた、いつの話してんの。今のブームはパリフェッツオでしょ。ほら、こんなにバズってんだから」

美琴

「バズってるから食べるって違うくない? ちゃんと自分が食べたいって思った物を食べないと、周りに合わせて食べるなんて、虚しくなーー」



美琴

「……美味しい」


沙也加

「でしょう。たしかに美琴の言うことも一理あるけど、たまには情報に踊らされるのもいいんじゃない?」


美琴

「……そだね」


沙也加

「よし、これ食べ終わったら次行くよ」


美琴

「え、まだ食べるの?」




沙也加

「当たり前じゃん。次は表参道でカレーうどんパフェ専門店っ」


美琴

「それは遠慮しとくわ笑」

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