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光バイト
犬飼航基
「はぁ、何か今からできる割のいいバイトねぇかな」
月島蛍子
「あるよ」
犬飼航基
「え、マジで。どんなの」
月島蛍子
「一週間くらいのモニターのバイトなんだけど、日給五十万」
犬飼航基
「五十万っ?! 大丈夫か、それ。闇バイトじゃないだろうな」
月島蛍子
「違うよ、どちらかというと光バイトだって」
犬飼航基
「光バイト?」
月島蛍子
「うん。取り敢えず南極にいってもらって」
犬飼航基
「は、南極?」
月島蛍子
「そこで沈まない太陽をモニタリング……」
犬飼航基
「いや、白夜っ」




