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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
489/944

ドクターフィッシュ

三橋美香美容クリニックにて


大塔美智子

「いい加減、社長出しなさいよ。あのインチキ社長、この化粧品、全然効果ないじゃない」

秘書

「恐れ入ります、社長は今他出しておりまして

大塔美智子

「どうせ美容クリニックでしょ。自分とこがインチキだから、ほかに頼ってんでしょ。どこ? どこのクリニック?」

秘書

「行き先はちょっと……」

三橋美香

「戻ったわ。やっぱ、ドクターフィッシュはサイコーね。老廃物、全部食べてくれるんだもの」

秘書

「しゃ、社長」




秘書

「社長、どちらに」


大塔美智子

「ふんっ。身体中穢いから、全部イカれてやがる」

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