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暗記ペーパー
等々力博士
「ついに完成したぞ」
ウィルソン助手
「博士、何ですこれは」
等々力博士
「名付けて〈暗記ペーパー〉、これに覚えたいページを貼り付けると文字が写り、それを食べることで脳内にそのページが映像として浮かび上がる仕組みだ」
ウィルソン助手
「食べれるんですね。しかし、紙一枚じゃあ覚えれる量なんてしれてませんか」
等々力博士
「別の紙に縮小コピーしたそれら集めてこの紙に貼れば、可能性は無限大だよ。試しにこの広辞苑100ページ分写したこの紙を食べてみろ」
ウィルソン助手
「はい……うわっ、スゴい。ホントに文字が浮かんで見えます」
等々力博士
「だろ、これで暗記は一発だ」
ウィルソン助手
「ただ、老眼で文字が……」




