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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
462/946

オソロ

高坂千晴

「ウチらも、もう四十か」

重迫リカ・ミカ

「「だねぇ〜」」

高坂千晴

「そういやぁ、リカとミカって、いっつもオソロだよね」

重迫リカ・ミカ

「「まぁ、双子だしね」」

高坂千晴

「服も靴も、髪型までオソロ」

重迫リカ・ミカ

「「そんなの序の口、ご飯もペットもオソロだし」」

高坂千晴

「へぇ、そこまで」

重迫リカ・ミカ

「「旦那も子ども、家もオソロだったよね」」

高坂千晴

「えっ、」

重迫リカ

「違ったのは保険金の額くらいか」

重迫ミカ

「だね!」




高坂千晴

(オソロ)しい……」

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