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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
435/944

愛がいっぱい

松葉大貴

「おい靜香、宿題終わったのか」

松葉靜香

「ッチ、うるさい。やったよ」

松葉大貴

「見せてみろ」

松葉靜香

「ん」

松葉大貴

「おい、何だこの読書感想文。さてはAI使っただろ」

松葉靜香

「だったら何? 別にいいでしょ、みんなやってるの。パパのときとは違うの」

松葉大貴

「よそはよそ、ウチはウチだ。パパは靜香のために言ってるんだぞ。娘がAIの世話になってるなんて、恥ずかしくて外も歩けやしない」




松葉靜香

「パパだって、息子がAIの世話になってるじゃんっ」

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