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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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勇者の剣

村長

「お前、まさか死蝋の洞窟に行くつもりか、あそこはやめとけ。お前みたいな臆病者が行くところじゃない。あの洞窟へ入って、生きて還ってこれた奴はいない」

へっぽこ勇者

「と、止めないでくれ。そ、そ、それでも勇者の剣を取りに行くと決めたんだ、、、」

村長

「ふん、好きにしろ。俺は止めたからな」



死蝋の洞窟前にて


看板

《命知らずの愚か者たちよ。勇者の剣がほしければ、この洞窟へはいっていってみるんだな》


へっぽこ勇者

「ま、まま魔王よ。勇者の剣を頂戴しにきた」

魔王

「ふん、馬鹿な奴め。お前みたいな愚か者はたくさん見てきた。この洞窟に入って生きて還ってこれた者は誰一人いない。さぁ、お前はどうする?」





へっぽこ勇者

「はいっ!!」


魔王

「いい返事だ。良かろう、勇者の剣を持っていけ」

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