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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
412/945

花火

黒崎紫帆里

「花火、綺麗」

植野司

「四年ぶりだから、より綺麗に見えるな。そういえば、花火には種類があるんだぜ」

黒崎紫帆里

「種類?」

植野司

「うん。例えば、点描画のようにぱっと咲くやつあるだろ。あれは牡丹の花に似てるから牡丹。逆に閃光が尾を引いてるのが菊。ブブブっと太い閃光だけなのがヤシ」

黒崎紫帆里

「それ、知ってる。ほかにも菊の仲間で、咲いたあとにぐぁーと下に流れるは冠に菊で冠菊だよね」

植野司

「お、詳しいな。ちなみに花咲くまでの流れも名前が付いてるんだぜ。竜のようにくねくねと一筋に昇るのを昇銀竜」

黒崎紫帆里

「それにピーと音がなれば笛付でしょ」

植野司

「大きさの単位は号で、めちゃめちゃ大きいのは尺と数える」

黒崎紫帆里

「玉の中には壁があって、その間で色付き火薬を仕分けることで多彩な花火が出来る」

植野司

「そして、壁二枚の状態を八重。三枚を三重という」

黒崎紫帆里

「二枚のときに到底これ以上出来ないだろうって八重って名付けちゃったんだよね」

植野司

「そのとおり。なかなかやるな」

黒崎紫帆里

「司もね」

植野司

「まさしく……」




黒崎紫帆里

「あいこっ!!」

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