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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
393/944

逆ナン

オフィス 昼休みにて


関村章仁

「おい、聞いてくれよ。こないだ、逆ナンにあってさ」

柊木務武

「うそ、どこで?」

関村章仁

「ほら、向かいに松紅商事あんだろ、そこの受付嬢。萌木とかいったかな……」

柊木務武

「マジ、大会社じゃん。それに萌木って子知ってるわ。超可愛いで噂だろ」

関村章仁

「そうそう。俺から話しかけたんだけどな、もちろん全然別件で下心なんてこれっぽちも。でも、少し話したら興味湧いたのか、俺の名前、しかもフルネーム聞いてきてよ。挙げ句には携帯の番号教えてくれってせがまれてさ」

柊木務武

「ベタ惚れじゃんか。羨ましいな」

関村章仁

「しかも、向こうの電話番号も教えてくれてさ。で、その晩、早速掛けたわけ。そしたら、男が出てさ」

柊木務武

「うわっ、彼氏持ちかよ。それで逆ナンって、とんだビッチだな」

関村章仁

「だろう。しかも、その男なんて言ったと思う?」

柊木務武

「なに?」




関村章仁

「落とし物は届いておりませんね、だってよ」


柊木務武

「は?」

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