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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
388/944

上品な下ネタ 〈下〉

ひきつづき、居酒屋にて


朝倉舞汰

「海外は迎え待ちなのに、日本の女性は積極的なんだよ。サディスティックだろ」

夕川慎二

「それのどこが上品な下ネタですか」

朝倉龍己

「じゃあ、お前は酒の肴になるくらいの上品な下ネタ言ってみろよ」

夕川慎二

「なら、僕の彼女でいってみますね」

朝倉龍己

「このテーマで自分の彼女って、中々攻めてるな」

夕川慎二

「僕の恋人、鈴木紗由っていうんですけど、サバついて味気ないんですけど、華麗でイカしてるです。大したもんでしょ。でも、その反面、キスをせがむんです。益々可愛いと思いません? いくらなんでも反則級だろって。でも一つ欠点があって……」

朝倉龍己

「いや、それのどこが上品な下ネタなんだよ。魚ばっかじゃねぇか」




夕川慎二

「彼女、マグロなんです」


朝倉龍己

「あ、なるほど」

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