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上品な下ネタ 〈下〉
ひきつづき、居酒屋にて
朝倉舞汰
「海外は迎え待ちなのに、日本の女性は積極的なんだよ。サディスティックだろ」
夕川慎二
「それのどこが上品な下ネタですか」
朝倉龍己
「じゃあ、お前は酒の肴になるくらいの上品な下ネタ言ってみろよ」
夕川慎二
「なら、僕の彼女でいってみますね」
朝倉龍己
「このテーマで自分の彼女って、中々攻めてるな」
夕川慎二
「僕の恋人、鈴木紗由っていうんですけど、サバついて味気ないんですけど、華麗でイカしてるです。大したもんでしょ。でも、その反面、キスをせがむんです。益々可愛いと思いません? いくらなんでも反則級だろって。でも一つ欠点があって……」
朝倉龍己
「いや、それのどこが上品な下ネタなんだよ。魚ばっかじゃねぇか」
夕川慎二
「彼女、マグロなんです」
朝倉龍己
「あ、なるほど」




