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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
387/944

上品な下ネタ 〈上〉

居酒屋にて


朝倉舞汰

「よしっ、上品な下ネタの話をしよう」

夕川慎二

「なんすか、そのアンバランスな話」

朝倉舞汰

「まぁ、聞けって。主に女性だけど行為中、絶頂に達するときイクっていうだろ」

夕川慎二

「えらく、シンプルな下ネタですね」

朝倉舞汰

「最後まで聞けって。このイクってのは気持ちよさのあまりに天まで逝くってのが由来なんだが、日本独自の表現なんだ」

夕川慎二

「まぁ、日本語ですもんね」

朝倉舞汰

「けど、アメリカなど英語圏の場合はCOMEっていうんだ。これはキリストが迎えに来るからCOME。また、中国でも《来》って表現する。この意味わかるか」

夕川慎二

「いえ、全然」




朝倉舞汰

「海外は迎え待ちなのに、日本の女性は積極的なんだよ。サディスティックだろ」

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