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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
371/945

沙羅双樹

ピンポーン


生駒里美

「はい。あ、京野さん。すみません、昨夜のピアノの音うるさかったですよね。娘にはよく言って聞かせますから」

京野都子

「いいぇ、お嬢さんのハイカラなメロディ。毎晩楽しましてもろてます。今日はそのお礼に来たんです」

生駒里美

「お礼? まぁ、綺麗な花」

京野都子

「沙羅双樹っていいます。この時期に白い花咲かすんですけど、日本じゃ中々見る機会がありませんから」

生駒里美

「こんな大層なの、申し訳ないわ」

京野都子

「何いうとるんです。心ばかりのウチの気持ちです。受け取ってくれな、こっちの気持ちが収まらんのです」

生駒里美

「そうですか……では、お言葉に甘えて」



ー六時間後ー


ポロン ポロン ポロン


生駒美希

「ママぁ、おなか空いた。ママぁ、ママ? ママっ」


ポロン





京野都子

「さすが一日花。効き目バツグンですなぁ……今夜からは静かになりそうやわ」

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