表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
338/945

引っ張っているもの

白木真美

「ちょっと、あなたどうなってるの。ちゃんと引っ張ってくれるんじゃないの?」

白木厚郎

「十分、引っ張ったさ。でも、俺の力じゃどうにもならないんだ」

白木真美

「おじいさんやおばあさんさんも呼んだの?」

白木厚郎

「呼んださ。犬だって猫だって、もちろん鼠まで呼んだ」

白木真美

「レスラーは?」

白木厚郎

「そっちの方面ももちろんあたったさ。レスリング、ハンマー投げ、ウエイトリフティング、マグロ漁師だって呼んだ。けど無理だった。もっともっと大きな力が必要なんだ」

白木真美

「じゃあ、総理大臣呼びなさいよ。それで一発でしょ」

白木厚郎

「しがないサラリーマンに出来るわけないだろ」

白木真美

「そんなの関係ないわ、これ以上私の足を引っ張らないで」




白木真美

「とにかく祝日が土曜日に潰れるのはイヤなの。勤労感謝の日も土曜日だから、今度こそちゃんと引っ張って別日にしてよね」


白木厚郎

「俺にまだ働けっていうのかよっ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ