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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
33/944

完全小説

キョウコ

「ねぇ……あなた、3月3日って何の日?」

ユキハル

「うん? 耳の日だろ」

キョウコ

「そう。だから、あなたにプレゼント。はい、これ」

ユキハル

「プレゼント? いったい、なんだい?」

キョウコ

「ーー餃子二つよ」

ユキハル

「うわあぁぁ」

キョウコ

「なに悲鳴上げてるの? あなたの大好きなユズキちゃんの耳じゃない笑」




佐佐井(ささい)良稀(りょうき)

「出来た、これぞ完全小説。誰も塁なんか踏ませないぜ」


折楠(おりくす)編集長

「いや、この(るい)もう出てんだわ」

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