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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
320/944

カナヅチ

伊川恵里菜

「実和子、今度プール行こ」

沢尻実和子

「プール? こんなくっそ寒いときに?」

伊川恵里菜

「もちろん、温水だよ。どう?」

沢尻実和子

「パス、カナヅチなんだよね」

伊川恵里菜

「残念。ってか、何で泳げない人カナヅチっていうんだろ」

沢尻実和子

「金槌は泳げず水に沈むからだって」

伊川恵里菜

「そりゃあ、そうでしょ笑」

沢尻実和子

「だよね〜」

伊川恵里菜

「ん? ねぇ、この話のオチどうすんの?」

沢尻実和子

「あれれ、こんなとこにカナヅチが」




《ドン》

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