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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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アニマルワールド

「ホント寒い。コタツが恋しいわ」

「たしかに、今週は冷えるな」

「雪の中駆け回るあなたと同じにしないでちょうだい。私は超がつくほどの寒がりなのよ」

「Zzz……」

「じゃあ、アイツみたいに冬眠すればいいだろ」

「出来たら、はなからそうしてるわよ。そんな能力ないから苦労してるんじゃない」

「今でそんな状況で大丈夫かよ。来週は大寒波でもっと寒いぞ。下手したら0度以下だ」

「ふっ、舐めないでちょうだい。そんなのへっちゃらよ」

「どうしてさ」




「わかんない? そう意味ではこの世はいつも氷点下(豹天下)なのよ。あんたなんか一瞬よ」


「虎の威借りるなっ」

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