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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
316/944

品字様

原戸潤喜

「品字様って知ってるか」

甲野明海

「あれでしょ、品とか森とか同じ文字を重ねて作られている漢字のことでしょ」

原戸潤喜

「そうそう。それって意外と種類あるんだよ。例えば車3つだとなんだと思う?」

甲野明海

「馬鹿にしないでよ、轟でしょ。ほかに女3つで姦しい。牛3つで犇めく。犬が3つで(つむじかぜ)

原戸潤喜

「さすが、じゃあ胸3つは?」

甲野明海

「え、そんな漢字あったっけ?」





原戸潤喜

「パイパイパイ」


甲野明海

「ハイハイハイ」

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