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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
304/944

蛇足

志位剛士

「なぁ、蛇足の由来って知ってるか」

軽沢真

「なんだよ、急に」

志位剛士

「その昔、中国でお酒を賞品に蛇の絵を早く描く競争をした時、最初に描き上げた者がつい足まで描いてしまったために負けたところから来てるんだぜ」

軽沢真

「へぇー」

志位剛士

「たけだけしいしいたけししいたけだけけしたし。たけだけしいしいたけししいたけだけけしたし。たけだけしいしいたけししいたけだけけしたし。たけだけしいしいたけししいたけだけけしたし……」

軽沢真

「おい、どうしたんだよ」

志位剛士

「蛇足だけじゃ字足らずだから」




軽沢真

「いや、蛇不足っ」

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