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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
295/945

大掃除

新倉舞菜

「あれもいらない。これもいらないなぁ」

菊川茉莉花

「ん、大掃除?」

新倉舞菜

「そうそう。歳神様迎えるために綺麗にしないと、それに意外と掘り出し物あるかもしれないし」

菊川茉莉花

「だいぶ捨てんのね」

新倉舞菜

「来年はミニマリスト目指しちゃおかな笑 《チョコレート》要らない《コッペパン》要らない《勇者の剣》要らない《子ども》要らない」

菊川茉莉花

「《勇者の剣》? 《子ども》?」

新倉舞菜

「《美容師》要らない《Gカップ》要らない《いぶし銀》要らない《フォルテッシモ》要らない《アイシャドウ》要らない《漢字テスト》要らない」

菊川茉莉花

「え、さっきから何の掃除?」

新倉舞菜

「《極紅彩宝石箱》の要らない話捨ててんのよ」

菊川茉莉花

「んで、何が残ったの?」




新倉舞菜

「《は》《な》《わ》」

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