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12月
居酒屋にて
興松隆太
「え、お前子どもいんのかよ」
武笠准二
「まぁな。ほら、カワイイだろ」
興松隆太
「いくつ?」
武笠准ニ
「5歳、来年小学生だ」
興松隆太
「まだ可愛い時期だな」
武笠准ニ
「でも、心配も多いさ」
興松隆太
「ん、イジメとかか。お前のDNAなら大丈夫だろ」
武笠准ニ
「ちげぇよ、虐待だよ。ほら、最近も保育園であったろ。今月に入って特に数が急増してやがる。やましいことがあんのか、先生たちが必要以上にバタついてるちゃありゃしない……」
興松隆太
「ま、師走だしな」




