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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
259/945

いい男

冴島咲子

「昨日のデートどうだったのよ」

美羽雪穂

「良かったよ。イケメンだし、映画見たあとデイナーも誘われたし」

冴島咲子

「それくらい普通でしょ」

美羽雪穂

「でも、最高層のレストランで超超超高級感もあって、もちろん予約済で、私の好きな食べ物リサーチ済なのか、好きなものばかりだったし、最後は今日のデートのお礼って、そのレストランのクッキーもプレゼントしてくれた」

冴島咲子

「まぁ、いい男じゃん」

美羽雪穂

「そして、会計」

冴島咲子

「会計も?」




美羽雪穂

「うん。お礼返しにお会計全額110,105円も払っちゃった」


冴島咲子

「いや、男前っ」

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