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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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嘘から出たまこと

新塚魁心

「あぁー、金欲しいわ」

永谷夏海

「金ないの?」

新塚魁心

「あぁ、会社興したてでマジ雀の涙」

永谷夏海

「魁心、子どもんときからノープランで金使いまくるんだから。習慣づいてるんだよ。ほら、雀の踊りなんたらって」

新塚魁心

「踊りな。それより、知恵恵んでくれよ」

永谷夏海

「じゃあ、本当に雀飼ったら?」

新塚魁心

「は? どう意味だよ」

永谷夏海

「で、その雀を社長にしちゃえ。ほら、雀の手も借りたいっていうでしょ」

新塚魁心

「猫な。んなの上手くいくわけ無いだろ。もっと真剣に考えてくれよ」

永谷夏海

「ウソウソ、ごめんごめん」




永谷夏海

「でも……雀の取締、バカ売れかもよ」

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