243/944
ガベラ・ド・ブルー
物倉草介
「あぁ、暇だな」
奥林慶三
「なら、ガベラ・ド・ブルーする?」
物倉草介
「ガベラ・ド・ブルー? なんそれ」
奥林慶三
「知らないか、簡単な言葉遊びだよ。元々、北欧発祥の遊びなんだけどな」
物倉草介
「どうやるんだ」
奥林慶三
「順番で単語を言っていくんだ。甲がティンティンと言ったら乙は何も応答せず、単語を言っていい」
物倉草介
「ふんふん」
奥林慶三
「で、甲が「お」ティンティンといったら乙はびろーんと言ってから次の単語をいう。甲が「侍」といったら乙はシャキーンと言ってから次の単語を言える。甲が「ティンティン侍」といったら全員でティンティン侍と言うんだ。な、簡単だろ」
物倉草介
「いや、ちんちん侍っ」




