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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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ガベラ・ド・ブルー

物倉草介

「あぁ、暇だな」

奥林慶三

「なら、ガベラ・ド・ブルーする?」

物倉草介

「ガベラ・ド・ブルー? なんそれ」

奥林慶三

「知らないか、簡単な言葉遊びだよ。元々、北欧発祥の遊びなんだけどな」

物倉草介

「どうやるんだ」

奥林慶三

「順番で単語を言っていくんだ。甲がティンティンと言ったら乙は何も応答せず、単語を言っていい」

物倉草介

「ふんふん」

奥林慶三

「で、甲が「お」ティンティンといったら乙はびろーんと言ってから次の単語をいう。甲が「侍」といったら乙はシャキーンと言ってから次の単語を言える。甲が「ティンティン侍」といったら全員でティンティン侍と言うんだ。な、簡単だろ」




物倉草介

「いや、ちんちん侍っ」

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