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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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ウソかホントか

昔々、とある村で一人の嘘つき小僧がおりました。


村長

「こら、またウソをついたな。オオカミなんて来てないじゃないか」

虎太郎

「アハハハ、騙される方が悪いんだよ」

村長

「むっ、お前の言うことなんてもう信じんぞ」

虎太郎

「勝手にすればぁ〜」



とある日



虎太郎

「村長、大変だ。化け物だ。すげぇ、大きな鳥が襲ってくる」

村長

「ふん、お前のウソなんかもう騙されるもんか」

虎太郎

「た、助けて……今度はホントなんだ」

村長

「そんな涙流しても信じんぞっ」

虎太郎

「ホントなんだ……僕を…………」




村長

「ほら、やっぱり(ウソ)じゃないか」

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