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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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寿命が縮まった話

まったく、女はどうしてこうも占いが好きなんだ。


俺、園塚は5歳年下の彼女、玲菜に連れられ占いに来ている。


占い師

「さぁ、何を占ってほしい?」

玲菜

「やっぱ、私たちのこれからかなぁ」


コイツ、俺が隣にいながら何聞いてんだ。バカップルみたいじゃねぇか。


占い師

「うーん、正直あんまり良くないわね」

玲菜

「えぇー、ホントですかぁ」

占い師

「えぇ。本当よ。といっても、仲が悪くなることはないわ。ただ、寿命がねぇ」

玲菜

「寿命?」

占い師

「私、人の寿命が視えるのよ」


寿命が視える? ハッ、嘘くさ


占い師

「二人とも短命ね。とくにお兄さん、寿命は35歳よ」


35? あと2年じゃねぇか


占い師

「で、お姉さんの寿命が43」

玲菜

「えぇー、嘘ぉ」

占い師

「でもその代わり、二人とも金運がね……」



園塚

「あの占い師、嘘くさかったな。寿命が視えるって」

玲菜

「たしかにぃ〜、マジありえんピ」


良かった。さすがにそこは同意見か




玲菜

「あの人の言うとおりなら、玲菜、去年死んでるし笑」


園塚

「え、」

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