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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
215/945

もっとも

剣崎劉太

「和菓子食べ放題も飽きてきたなぁ。なぁ、美香放っといて、少しダベろうぜ」

佐伯天馬

「なにしゃべるよ」

剣崎劉太

「うーん、子どもんとき勘違いしてたこととか? 何かない?」

佐伯天馬

「いや、腐るほどあるな。《最寄り駅》って、駅があると思ってた」

剣崎劉太

「わかるわかる。俺もandmoreってバンドあるんかと思ってたわ」

佐伯天馬

「でも、やっぱ勘違いの最もは……あれ、美香は?」




佐伯天馬

最中(もなか)最中(さなか)?」


剣崎劉太

「あぁ、(もっと)もだ」

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