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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
197/945

T夫婦 中編

結婚式 二次会にて


神立朱鳥

「永太もついに結婚か……考え深いわね」

鈴木永太

「いやぁ、神立さんのアドバイスのお陰です」

神立朱鳥

「それはほんとね。まったく、彼女の誕プレ、唐揚げ君デラックスを選んだときにはどうなるかと思ったわ」

鈴木永太

「ハハハ、そんなこともありましたね。そのとき神立さんがセレクトした、ネックレス、アイツ今でも大事に使ってるんだ」

神立朱鳥

「なに、のろけ? ごちそうさま。それで、そのメロメロの奥さまはどちら? さっきから姿見えないんだけど」

鈴木永太

「あそこだよ、あそこ」

神立朱鳥

「ん? 一点をじーと見て、どうしたのかしら?」

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