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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
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T夫婦 前編

結婚式 二次会にて


熊谷圭一

「いやぁ、まさか前川が結婚するとはなぁ……しかも、奥さんお前にはもったいないくらいキレイじゃねぇか」

前川知大

「うるせぇよ」

池上季実子

「え、奥さんとはどこで出逢ったの?」

前川知大

「妻とは病院で、ほら熱中症で病院に運ばれたときあったでしょ。そこで」

熊谷圭一

「妻、だって笑 お前もそんな丁寧な言葉使うんだな。人は変わるもんだ」

前川知大

「お前はいい加減、黙ってろ」

池上季実子

「で、その奥さんは? さっきから姿見えないんだけど」

熊谷圭一

「そういえば、顔色悪かったな。大丈夫か」

池上季実子

「心配……それに前川くん、神父に何かいってたよね。それと何か関係あるの」

熊谷圭一

「そうだそうだ、教えてくれよ。俺たちの仲だろっ」

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