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大航海
新垣真央
「どうしたの、世界地図なんて見つめて」
三阪半次
「いやな、俺ら大都会の東京に暮らしてるけど、やっぱ世界は広いなって思ってさ」
新垣真央
「何それ、当たり前じゃん」
三阪半次
「人生百年っていうけど、それでもたった百年ぽっきり。そんな中到底回りきれない。でも、少しは多く世界を見たいと思うんだ」
新垣真央
「ふーん、男のロマンっていうやつね。いいよ、付き合う」
三坂半次
「ありがとう、真央。愛してる」
新垣真央
「それで船長さん、まずどこを廻りますか?」
三坂半次
「うーん、岐阜羽島かな」
新垣真央
「おい、世界地図っ」




