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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
166/944

窯谷柔一

「おい、何やあの煙」

芝本万里

「火事よ、火事。早く消防呼ばないと」

釜谷柔一

「お前、ほんまか。よし、俺に任せろ。俺が呼んだる」

芝本万里

「お願いね」



釜谷柔一

「うわっ、こりゃあごっついヤバいで、おい早く消火してぇや」

消防隊員

「わかりましたから、危ないんでこれ以上中に入らないでください」

釜谷柔一

「んなこというとる場合か、一分一秒争うんや。埒あかん。俺がいったる」

消防隊員

「困ります」

芝本万里

「あなたカッコイイっ」




監督

「カットぉっ」

釜谷柔一

「監督、やっぱこれおかしいんちゃう」

監督

「いいんだよ、こんくらいで」




釜谷柔一

「やけど、炎上でヤケドしまっせ」

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