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極紅彩宝石箱  作者: 泉柳ミカサ
151/944

パパ

甲子園にて


アナウンサー

「四番ピッチャー、山田くん」



周斗パパ

「周斗、やったれ」

観客A

「あのピッチャーのお父様ですよね。いやぁ、彼は本当にスゴい」

周斗パパ

「ホントはサッカー選手になってほしくてシュートって、名付けたんですけどね」

観客A

「でも、彼の決め球はシュートボール。結果往来じゃないですか」

周斗パパ

「まったくです。ハッハッハッ……そういえば、あなたどこかで見た顔ですね。どこかでお会いしませんでした?」




観客A

「おや、妻の父親も忘れたかね」


周斗パパ

「舅っ」


観客B

「じゃあ、パパは私のこと覚えてるっていうの?」

「っ!!」




パパ活娘

「ねぇ、パパ」

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